新潟県特別栽培農産物認証制度 |
この制度は新潟県内で、農薬の使用回数(使用成分)及び化学肥料の使用量を地域慣行栽培よりおおむね5割以下に削減して栽培された農産物を特別栽培農産物として、県が認証するものです。消費者にもわかりやすく統一された農産物の適正な表示を推進するため、国のガイドラインに沿いながら、県が生産管理状況等の審査を行い、表示通りの生産物であることを保証します。 当農園のある新潟県南蒲原地域(新潟県の中央地区)は米の部で化学合成農薬使用回数を慣行栽培基準を20回、県認証基準を10回以下と定めていますが、H18年産当農園コシヒカリは6回とかなり少なくしています。化学肥料は慣行栽培基準は10a当たり6kg、県認証基準は3kg以下となっていますが、H18年当農園コシヒカリは0.024kgと極端に減らして栽培しています。苗を育てている時に使用しますが、水田には使用しません。水田には全て有機質肥料を使います。 今までも皆様に農薬や化学肥料を減らしてコシヒカリを栽培してきましたが、これで県からも認められてお客様にお届けできるようになりました。 |
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H18年度 こばやし農園 新潟県認証特別栽培 新潟コシヒカリ | |||
化学合成農薬の使用回数 | 化学肥料の使用量 | ||
6回 | 一般的な栽培 20回 県認証基準 10回以下 |
0.024kg/10a | 一般的な栽培 6kg/10a 県認証基準 3kg/10a |
当地区における慣行栽培化学農薬使用指針 |
作業名 | 主な農薬名 | 使用時期 | 使用目的 | 当農園の特別栽培米 新潟コシヒカリ(H18年) |
種もみの消毒 | テクリードC フロアブル |
3月下旬 | 種子に付いている病原菌の殺菌 | 使用しません。風呂を使い60度のお湯で10分間浸して消毒します。 |
苗土の消毒 | タチガレエース粉剤 ダコニール粉剤 |
4月上旬 | 育苗時病原菌の殺菌 | 使用しません。土だけでなく苗土に炭や粉砕もみ殻を混ぜて病気を防ぎます。 |
田起こし 前除草 |
ラウンドアップ ハイロード |
4月中旬 | 雑草駆除 | 使用しません。土を大きく起こして雑草を枯らします。 |
田植え時の 害虫駆除 |
スタークル箱粒剤 | 5月上旬 | 田植え直後の害虫の駆除 | 使用します。田植え時に使用しますので残留性はあまりありません |
初期除草 | マーシェット粒剤 | 5月中旬 | 雑草駆除 | 使用します |
中期除草 | スパークスター粒剤 | 5月下旬 | 雑草駆除 | 使用します |
本田害虫 駆除 |
スタークル液剤 | 8月上旬 | 害虫駆除 | 使用しません |
当地区における慣行栽培化学肥料使用基準 | ||||
作業名 | 主な肥料名 | 使用時期 | 使用目的 | 当農園の特別栽培米 新潟コシヒカリ (H18年) |
苗作り | 稚苗配合肥料 | 3月下旬 | 苗が順調に育つため | 使用します |
田植え前 肥料散布 |
穂波化成(元肥用)、穂波配合(元肥用) 他 (化学肥料と有機肥料を混合した肥料) |
4月中旬 | 稲の健全な初期生育を確保するため | 有機アグレット674 (100%有機質肥料 原料 動物かす粉末類、植物油粕類、魚粉類) |
穂がでる前 肥料散布 |
穂波化成(穂肥用)、 穂波配合(穂肥用) 他 (化学肥料と有機肥料を混合した肥料) |
7月中、下旬 | 稲の穂を大きくし、生育後半の活力を維持するため | 有機アグレット674 (100%有機質肥料 原料 動物かす粉末類、植物油粕類、魚粉類) |