こばやし農園
エコファーマーとは

 「エコファーマー」とは、「持続性の高い農業生産方式の導入に関する法律」に基づき、持続性の高い農業生産方式( 土づくり、化学肥料・化学農薬の低減を一体的に行う生産方式) を導入する計画を立て、都道府県知事の認定を受けた農業者です。近年、化学肥料や農薬の多用により生じる環境汚染や農地の生産力低下が大きな問題となっています。このような情勢をふまえ、平成11年に「持続性の高い農業生産方式の導入に関する法律」が定められ、上記3つの技術(=持続性の高い農業生産方式)に一体的に取り組む計画を立てた者を「エコファーマー」と都道府県知事が認定することになりました。
 エコファーマーが取り組む「土づくり」「化学肥料低減」「化学農薬低減」の3つの技術は、環境に配慮しつつ生産力を維持・増進することができ、非常にバランスがとれた農法です。また、このような農業技術を実践して育てたエコファーマーの農産物は安心・安全であるともいえます。
 こばやし農園では積極的に環境保全型農業に取り組んで安全、安心でおいしい農産物をお客様にお届けしたいと考えております。具体的にはもみがら、稲わら、米ぬか、キノコかす、野菜くずなどを使って堆肥を作っています。
表1 持続性の高い農業生産方式の構成する技術(省令指定)
技術名 内容
1 土づくりに関する技術
@たい肥等有機質資材施用技術 土壌の調査を行い、その結果に基づきたい肥等有機物資材を施用する技術
A緑肥作物利用技術 土壌の調査を行い、レンゲ等の緑肥作物を栽培して、農地にすき込む技術。
2 化学肥料低減技術
@局所施肥技術 化学肥料を作物の根の周辺の肥料が利用されやすい位置に集中的に施用する技術
A肥効調節型肥料施用技術 肥料成分が溶け出す速度を調節した化学肥料を施用する技術
B有機質肥料施用技術 なたね油かす等の有機質肥料を化学肥料に代替して施用する技術
3 化学農薬低減技術
@機械除草技術 機械を用いて、畝間・株間に発生した雑草を物理的に駆除する技術
A除草用動物利用技術 アイガモ、コイ等を水田に放飼し、除草を行わせる技術
B生物農薬利用技術 天敵等を利用し、病害虫を駆除する技術
C対抗植物利用技術 土壌の線虫の生育を妨げる物質を分泌する植物を栽培することにより、当該線虫を駆除する技術
D被覆栽培技術 不織布、フィルム等の被覆資材により作物を病害虫から物理的に隔離する技術
Eフェロモン剤利用技術 害虫のメスが放出するフェロモンを利用し、オスをトラップで捕殺したり、交信を撹乱する技術
Fマルチ栽培技術 田畑の表面を紙、フィルム等で被覆し、雑草の発生を抑制する技術